手に付いたクリームを、家康の舌が舐めとる。ゆっくりと味わうように、指の根元から先までねぶっていく。ただ舐めているだけのはずなのに、どこか卑猥に見える。ぴちゃり、と唾液が絡む音に思わず肩を震わせた。
「家、康……」
 離してくれ、そう願いを込めて名前を呼ぶが、家康は上目遣いに慶次を見上げるとますます深く指を咥え込んだ。挑戦的な瞳にずくり、と下半身が疼いた。
「も……やめ、」
「駄目だ。まだ汚れているからな」
 弱々しい抵抗程度では何の役にも立たない。引き剥がそうとしたはずの片方の手はいつの間にか家康の頭に添えるだけになっている。指の間を固い髪がすり抜けた。
 ただ指を舐められているだけだ。ただそれだけのはずなのに、身体が疼いて仕方がない。反応するはずのないそこが反応している。
「どうした、慶次。ここをこんなにして」
 わざとらしい仕草で、家康が服の上から下肢を撫で上げる。息を詰めると家康は嬉しそうに口元を歪めた。
 同じ場所を何度も何度も刺激され、慶次は唇を強く噛みしめた。
「ダメじゃないか。ワシはただ指を綺麗にしていただけだぞ?」
 言いながらも手は止めず、それどころかますます慶次の劣情を煽るかのように触れてくる。必死で熱を振り払おうとしているのに、家康のせいで熱が逃げていかない。
 ついには直接握られて、慶次は声をあげた。
「っあ! 手、離……せぇ……」
「もうビショビショだ」
 取り出された慶次自身はすでに先走りを溢れさせていた。ぐちゅぐちゅという水音が耳を犯す。
 目をきつく閉じていやいやと首を振ると、首元に顔を寄せた家康が笑ったのがわかった。吐息が耳にかかり体が震える。
「可愛いな、慶次。ワシに感じてくれたんだろう?」
「や、耳元で喋っちゃ……!」
「このまま、いいよな?」
 耳朶を甘噛みされながら囁かれる。肯定も否定もできないまま服の裾から冷たい手が侵入してきて、逃げられないことを悟った。
 恐る恐る目を開けて視界に入った家康がひどく楽しそうなのを見て、慶次は諦めと期待の混じった熱い息を吐いた。






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これエロっていうか微エロっていうか……。
現代家慶エロって言い張るよ。






2011.01.17.