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政宗は会うといつも抱きついて、その、キス、してくる。そのたびに慶次とか幸村とかに引き剥がされて、佐助に消毒される。 今回もそうかと思ってたんだけど、今回は違った。政宗に抱きつかれるより先に、気がつけば政宗からずっと離れたところにいたんだ。 政宗だけじゃなくて、オレの後ろにいたはずの慶次も幸村もびっくりしていた。 「小太郎?」 なんとなく声をかけてみると、ざあっという風の音とともに伝説の忍が現れた。さっきのお前? という意味を込めて首を傾げる。小太郎はオレと同じように首を傾げて、それからゆっくり頷いた。 「何だ、お前かよ。びっくりさせんなっつーの!」 「Shit! 俺とhoneyの逢瀬を邪魔すんじゃねぇよ」 オレと政宗の文句はほとんど同時だった。ただ、政宗の方には誰と誰の逢瀬だ、と慶次と幸村から蹴りが入っていたけど。 なんか最近幸村が笑顔で怖くて困る。怒ったときの佐助に似てる。 その佐助は、怖い笑顔を小太郎に向けていた。音もなくオレの後ろに現れて、オレの腰を抱く。 「いっくら主に忠実な風魔の旦那でもさ、腰を抱くってのはどうなの?」 「……」 今腰に手回してんのお前だからな。 ていうか、佐助には見えてたんだ。小太郎がオレを政宗から離したときのことが。一応助けて(?)くれたんだし、そんな怒ることでもねぇんじゃねーの? 「ルークちゃんは警戒心なさすぎなの。だから竜の旦那に抱きつかれて接吻されるんでしょーが」 そんなわけない、と言いきれないのが悔しい。だって政宗に抱きしめられてキスされるのは事実だし。 うあ、言ってて恥ずかしくなってきた。 「だーかーら、そういう無防備な顔さらしちゃ駄目だって……うわっ」 しっかりと腕を回していた佐助が、オレを突き飛ばすようにして離れた。慌ててやってきた小太郎に抱きとめられる。 佐助はといえば赤、青、黄色にボコボコにされていた。止めなきゃいけないんだろうけど、もう日常茶飯事だから慣れた。止めたって止まんねぇし。 小太郎と二人、四人から離れて座る。小太郎は渋っていたけど、隣を何度も叩くとようやく座ってくれた。 「……ありがと」 小さく、小さく零したそれが、小太郎に届いたかはわからないけど。 頭を撫でられたから、頷いておいた。 なんか、小太郎と一緒にいるときが一番落ち着くかもしれない。こう言ったらまたあの四人がうるさいんだろうな、と思いながら、声をかけるでもなく喧嘩する四人を見ていた。 +end+ +++++ 小太郎がいたら、な妄想← 多分、牽制をかける四人から守ってくれると思います。 小太郎とはお友達。 一緒にいると和みます。 筆頭がセクハラしづらくなったな……(笑) 2010.10.05. |