honeyを小十郎に任せて(というかしばらく近づくなと言われてしまった。honeyも嫌がってたし仕方ねぇ)俺と前田の風来坊は茶でも啜ることにした。
 風来坊には話もあったからちょうどいい。
 風来坊は湯飲みを持ち難しい顔で水面を見つめている。以前ここを訪れたときのような余裕は微塵も見当たらない。
 風来坊が考え込んでいることを知りながら、俺は口を開く。
「ルークは俺がもらう」
 応えはない。
 ただ、聞こえてはいるのか湯飲みを持つ手が震えた。
「honeyが気に入った。男だろうが関係ねぇ。手元に置いておきてぇんだ」
 日に透ける朱色の髪、生意気そうな翡翠の瞳、日の本では見ないほど整った顔立ち、すべてに惹かれた。
 怖がらせるようなことをしたのに怯えを見せず睨みつけてきた。
 気の強い瞳にゾクゾクした。泣かせてみたいと思った。
「だから風来坊、honeyを置いて行け」
「それはできねぇ」
 邪魔になるのは保護者的立ち位置にいる前田慶次。
 始めから手放すつもりはなかったが、一応告げてみると今度は返事が返ってきた。
 しかも即答。
「why? お前はhoneyを預かってるだけなんだろ? 今度は俺がアイツを預かる。お前は今までと同じように自由にtravelできるってもんだ」
「俺は、」
 続く言葉はない。
 眉を寄せて俯いてしまう。言い淀んだ主を心配してか、お供の猿が首の周りを回り出す。
 こいつも俺と同じようにhoneyに惹かれてるんだと思ってた。honeyを預かる身として口に出さないだけなんだと。
 けどこいつァ、ただ単に自分の気持ちに気づいてねぇだけだ。気づきたくないと自ら蓋をしている。
 honeyを手に入れるには気づいてくれない方が当然いいんだが、そんなのfairじゃねぇ。堂々と俺に惚れさせてやりてぇ。
「お前はアイツをどうしてぇんだ?」
 アイツに向かう気持ちは恋情か、それとも家族に向けるそれか。
 さっさと気づけ、foolが。
 風来坊が答えを出すより先に、honeyと小十郎が座敷に走ってくる。さっきまで畑仕事をしてたようだが、あんなの何が楽しいんだか。
 honeyは長い髪を高く結い、畑仕事の名残か白い着物をところどころ汚していた。
 髪を結ったのは小十郎だろう。niceだ、小十郎。
「ようhoney、cuteな髪形になったじゃねーか」
「はにーじゃねーし、男に可愛いって言われても嬉しくねーっての!」
 そうは言いつつ、どことなく嬉しそうではある。
 態度とは異なる言葉ににやついていると小十郎に残念そうに肩を叩かれた。なんだ、その態度。
 honeyは俺とのやり取りなどなかったとでも言うように風来坊に駆け寄った。草鞋を脱ぐのも面倒だったのか足を上げて膝をついてにじり寄る。
「なあ、見ろよこれ! 慶次とおそろい!」
 honeyは嬉しそうに高く結いあげられた髪を指差した。蕩けるような笑顔付きで。
 shit! どうしてそれを俺に向けねぇんだ!
 悔しさを噛みしめながら、彼をモノにすることを誓う。
 初期値はminus。逃げてる風来坊にすら勝てないものではあるが。






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これはちょっと話が進んだ感じですか?(聞くな
政宗に引っ掻きまわしてもらいました。
それよりも私はポニテルークにメロメロしてます。
誰か描いてくださらないかしら。
ルーク可愛いよルークvV
こんな可愛いルークは誰の手に!?(笑)