「もう一回言ってくだせェ」
 訊き返す声が震えた。背中には、ダラダラと冷や汗が伝う。俺に組み敷かれたその人は、恥ずかしそうに同じ言葉を口にする。
「だーかーらー、今日はシないって言ったの!」
「なんで…」
 呆然と言葉が滑り落ちた。
 忙しい仕事をできるだけ早く片付けて、毎日欠かさず万事屋に通って、限りない愛を囁いてきたのに。旦那はもう、俺に飽きちまったって言うんですかィ?
 この世の終わりのような気分の俺に旦那は苦笑して、ショックで動かない俺の体を抱きしめた。
「そんな顔すんなってばっ。別に沖田君のこと嫌いになったわけじゃないんだから」
 俺を抱きしめたまま、旦那は布団を被った。ただでさえ暗い視界が、さらに暗くなる。
「今日はただ一緒に寝るだけにしよ? 最近沖田君寝てないんでしょ? 多串君に聞いたよ」
「昼寝してるから大丈夫でさァ」
 てゆうか旦那、いつの間に土方コノヤローと会ってたんでィ。
「そーゆーコトじゃないでしょ。仕事の途中で倒れたらどうすんの?」
 俺に心配させる気? なんて、普段の旦那らしくない弱々しい声で言うから。被っていた布団から顔を出して、真っ赤になっているだろう旦那の顔を覗き込んだ。
 案の定旦那は真っ赤になっていた。
 ああ、可愛い。俺ァ本当に旦那に愛されてんだねィ。
 俺の頭を胸に押し付けて顔を見られないようにする旦那に、俺はわざとらしくため息をついてみせた。
「仕方ねェなァ。旦那のために、一緒に寝るだけにしてやりまさァ」
 くすりと笑って白い首筋に唇を寄せ、俺のモノだと所有印を残す。
 これくらいはさせてもらわないと。旦那が喰われちまわないように。
 おやすみ、と声が降ってきて、俺も目を閉じた。
 おやすみなさい旦那。今度のオフは、1日付き合ってもらいやすからね?






+end+






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学校の授業中に書いた作品(爆)
だって古典の授業つまんないから(`ε´)
古典の時間は妄想タイムです(笑)
バカップルしかいないんですけどね(笑)






2008.1.31.