銀時が暇だという理由で屯所に遊びに行くと、沖田は真面目な顔で積み上げられた書類と睨みあっていた。
 土方に書類仕事を押しつけまくっていたらツケが来た。
 仕事をする沖田の背にもたれて尋ねる銀時にそう答えて、沖田は書類を必死で片付ける。自業自得、と笑う銀時は、ふと甘い匂いがするのに気がついた。
「沖田くん、何食べてんの?」
「チョコレートでさァ」
 チョコレートと聞いて銀時の目が輝く。沖田の後ろから身を乗り出してチョコレートを強請った。
 沖田は苦笑を零してチョコレートの箱を手に取ったが、ある思いつきに口元を歪める。背を向けていた銀時に向き直り向かい合って座る。そして、銀時の目の前でチョコレートを口に放り込んだ。
「あーっ!」
 ショックを受けた顔で大声をあげる銀時の腕を引き、唇を重ねた。開いた口に舌を差し込んで、口の中のチョコレートを押し込む。
「んぅ、はぅ……っ」
 口の熱さにチョコレートが溶け始める。けれどすぐには溶け切らず、チョコレートを溶かすために沖田は口内を散々に蹂躙した。力の入らなくなった体を押し倒し、もっともっとと舌を絡める。
 甘い声が部屋中に響いた。
「は、何、すん……」
 チョコレートが完全に溶け切った頃、沖田はようやく口を離す。飲みきれなかった唾液が銀時の首筋を伝う。
 苦しさのためか涙に潤んだ瞳にずくりと下半身が疼いた。
「あーあ。零しちまって。もったいねェや」
 首筋の茶色い液体を舌で掬う。零したのは銀時のせいではないのだが、彼のせいのように言うとしっかり身体を震わせた銀時が潤んだ瞳のまま睨みつけてきた。沖田を見上げる形になるので、全く効果はない。むしろ沖田を煽るだけだ。
「何すんだよ、バカっ」
「何って、ナニ、でさァ」
 ちゅ、と音を立てて柔らかく唇を啄ばめば、顔を逸らされる。チョコレートの味がまだ残っている唇はいつも以上に甘かった。
「ね、いいでしょう?」
 ひどく甘く囁く沖田に返された答えは、了承のキスだった。






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チョコ食べてたら浮かんだ妄想←
銀さんはこうやってチョコごと食べられてたらいいと思う。






2010.12.02.