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「沖田くんっ」 自室でやりたくもない書類処理をしていた沖田は、突然聞こえてきた声に顔を上げた。声の主を確認する間もないまま抱きつかれて、一瞬身を固くする。視界の端に銀色が見えて、ふっと肩の力を抜いた。 「旦那」 名前を呼ぶと、張り付く体が反応する。しかし、応えは返ってこない。 不思議に思って、銀時の背中を撫でながら再度呼びかけた。 「旦那。何かあったんですかィ。話してくれないとわかりやせんぜ」 「……へこんでんの。沖田くん俺のこと癒してよ」 ようやく聞こえた声は弱々しくて、銀時が本当に落ち込んでいるのがわかる。子供にするように頭を撫でれば、銀時は首筋に顔をすり寄せてきた。 落ち込む銀時に、沖田は可愛いなぁと頬を緩ませる。 普段あまり弱みを見せない彼だから、こうして甘えてくれるのが嬉しい。自分だけが特別だとわかるから。 頭を撫でていた手を、背中を通って腰の辺りに滑らせる。怪しい手つきで腰を撫でると、銀時の体が震えた。 「沖田くーん。手つきが怪しいんだけど」 「癒してくれって言ってたんで」 顔を上げた銀時の唇に、自分のそれを落とす。ペロリと唇を舐めて見せつけると、白い肌に朱が差した。 「俺なりに癒してやろうかと思いやしてねィ」 「いやいやいや、そういう癒してじゃないから」 先ほどとは一転、顔を青ざめさせた銀時に優しく微笑みかけて、沖田は服の中に手を侵入させた。 「安心してくだせェ。いくら俺でもへこんでる恋人には優しくしやすぜィ」 「嬉しくねぇよ!」 抵抗らしくない抵抗は、唇を塞ぐことで封じておいた。 +end+ +++++ ちょっと私がへこんでたので、代理で銀さんを慰めてもらいました。 最後はなんだか沖田くんのせいで暗転的展開になってしまいましたが……(笑) 2010.07.06. |